おくとのUO日記




鹿狩りの日々


うっすらと夜が明けてゆく、いつものようにBRITAINの宿屋で朝をむかえる。
 「朝か」
ベットで眠い目をこすりながら身支度を始める。
 「う、頭が痛い」
昨晩は、酒場で見知らぬ人と酒を酌み交わしたのだった。
 「昨日は、結構儲けたからな、今日はちょっとのんびり釣りでもするかな」
 「あー、早く金貯まらないかな」
 「はやいとこ、船を買ってあの大海に・・」
焦る気持ちを抑え、昨日までの疲れを癒そうと、釣り竿を担ぎドアに向かいながらバック パックの中身を確認する。
 「あ、金がない」
 「畜生、昨日飲んだくれてる時にやられたのか」
 「しかし、この街はスリが多いな」
 「別の街では、魔法の練習中に衛兵にやられてルートされるし、まともな人間なんているのかよ、まったく」
・・・ちょっと沈黙・・・
 「ちぇ、しょうがねー、今日も鹿狩りに行って来るか」
 「よし、今日のノルマは、ブラジャー10枚だ(女性用のStudded Armourを勝手にそう呼んでいる)」
・・・そしてまた、鹿狩りの一日が始まるのだった。